明かりの本

  • 2016.04.23 Saturday
  • 18:20
明かりの本は、引っ越しいたしました。

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種田山頭火句集 草木塔 四

  • 2011.12.20 Tuesday
  • 10:52




明かりの本はブログを引っ越しました。 http://center.akarinohon.com/






 
 
 
 

 
  

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  • 2011.12.17 Saturday
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  • 2011.12.14 Wednesday
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源氏物語 花宴 紫式部 與謝野晶子訳

  • 2011.12.12 Monday
  • 00:02

今日は源氏物語の花宴を紹介します。

この巻では、源氏が桜の宴の夜に藤壺に逢えず宮中を迷い、朧月夜に出会います。
朧月夜という女は、政敵である右大臣の6番目の娘、六の君とも記される人物のことです。この若い姫君と源氏が契るのです。しかも誰かはっきりする前に契ってしまう。すごい恋愛模様ですね。作者のことを記した紫式部日記には死を悼むということが中心になっています。その死を乗り越えるように源氏物語の「恋」が表現されているように思います。死を実感するほどに、紫式部は色恋に重点を置いたのではないかと思います。


源氏は、朧月夜らしき女にこう呼びかけます。

「あづさ弓いるさの山にまどふかなほの見し月の影や見ゆると」

これは、「あの弓張月の夜のあなたに、また逢えるのではないかと思って、つい迷い込んでしまったのです」という意味です。
すだれの内側から朧月夜はこう答えます。

「心いる方ならませば弓張の月なき空に迷はましやは」

これは、「思いをかけてくださるのなら月のない空でもお迷いになるはずはありませんわ」という意味です。これを聞いて、源氏は「やっぱり朧月夜だった」と喜ぶのです。




前回のあらすじ (wikipediaより)


世間は朱雀院で開かれる紅葉賀に向けての準備でかまびすしい。桐壺帝は最愛の藤壺が懐妊した喜びに酔いしれ、一の院の五十歳の誕生日の式典という慶事をより盛大なものにしようという意向を示しているため、臣下たちも舞楽の準備で浮き足立っている。

ところが、それほどまでに望まれていた藤壺の子は桐壺帝の御子ではなく、その最愛の息子光源氏の子であった。このことが右大臣側の勢力、特に東宮の母で藤壺のライバル、また源氏の母を迫害した張本人である弘徽殿女御に発覚したら二人の破滅は確実なのだが、若い源氏は向こう見ずにも藤壺に手紙を送り、また親しい女官を通して面会を求め続けていた。

一方で、藤壺は立后を控え狂喜する帝の姿に罪悪感を覚えながらも、一人秘密を抱えとおす決意をし、源氏との一切の交流を持とうとしない。源氏はそのため華やかな式典で舞を披露することになっても浮かない顔のままで、唯一の慰めは北山から引き取ってきた藤壺の姪に当たる少女若紫(後の紫の上)の無邪気に人形遊びなどをする姿であった。

帝は式典に参加できない藤壺のために、特別に手の込んだ試楽(リハーサル)を宮中で催すことに決める。源氏は青海波の舞を舞いながら御簾の奥の藤壺へ視線を送り、藤壺も一瞬罪の意識を離れて源氏の美貌を認める。紅葉の中見事に舞を終えた翌日、源氏はそれとは解らぬように藤壺に文を送ったところ、思いがけず返事が届き胸を躍らせた。

翌年二月、藤壺は無事男御子(後の冷泉帝)を出産。桐壺帝は最愛の源氏にそっくりな美しい皇子を再び得て喜んだが、それを見る源氏と藤壺は内心罪の意識に苛まれるのだった。


桐壺帝に仕える年配の女官で血筋、人柄の申し分ない源典侍には、希代の色好みという評判があった。好奇心旺盛な源氏と頭中将は冗談半分で彼女に声をかけていたが、年をわきまえずあからさまな媚態を振りまく彼女に辟易としている。

源典侍のもとに泊まった夜、源氏は何者かの襲撃を受け太刀をとって応戦するが、掴み掛かってみると相手は頭中将であった。わざと修羅場を演じて源典侍を仰天させた二人は、調子に乗って掴み合いをするうちにぼろぼろになってしまう。大笑いしながら帰った翌日、職場で顔を合わせた二人は昨日の騒動を思い出して、互いにそ知らぬ顔で笑いをかみ殺すのだった。

その年の秋、藤壺は中宮に立后。源氏も宰相(参議)に進むが、ますます手の届かなくなった藤壺への思慕はやむことがなかった。





こちらのリンクから全文お読みいただけます。
http://akarinohon.com/center/08hanano_en.html (約10頁 / ロード時間約30秒)


種田山頭火句集 草木塔 三 行乞途上 山行水行 旅から旅へ

  • 2011.12.11 Sunday
  • 00:01


今日は種田山頭火の句集『草木塔』三を紹介します。

山頭火は十代の中頃から俳句を作りはじめましたが、山頭火と名乗って作品を作りはじめたのは二十八歳からです。翻訳や評論をしたり、俳句を学んだりしたのが三十一歳。三十七歳で行き詰まって上京し、四十歳で離婚。それで四十四歳で修行僧として托鉢(たくはつ)の旅を七年間やっていて、その時に作った自由律俳句が、山頭火のいちばん重要な作品群となっています。




http://akarinohon.com/center/santoka03.html (約10頁 / ロード時間約30秒)

源氏物語 紅葉賀 紫式部 與謝野晶子訳

  • 2011.12.10 Saturday
  • 00:18
 

今日は源氏物語の紅葉賀を紹介します。
源氏物語は、荘厳な恋愛絵巻といった印象が強いですが、そこにいつも漂っているのは、寂しさや苦悩です。源氏がやっていることは一夫一婦制の現代人には信じられないような多様な恋愛であるのですが、なぜかいつも別れた人との寂寥を感じさせます。


紫式部は幼い頃に母と生き別れ、成人してからは夫と離別しています。けっして幸福な生涯とは言えなかった紫式部ですが、それで人々の苦しさを癒すような、鮮やかな恋愛絵巻を創ってゆけたのではないかと感じます。不幸を忘れず、しかし不幸に負けない、というのが紫式部の創作論ではないかと思います。


紫式部日記には、紀 貫之に宛てて書いた手紙に、こう書き記しています。
『年頃つれづれに眺め明かし暮らしつつ、花鳥の色をも音をも、春秋に行き交ふ空のけしき、月の影、霜雪を見て、そのとき来にけりとばかり思ひわきつつ、「いかにやいかに」とばかり、行く末の心細さはやるかたなきものから』


これは紫式部の夫が亡くなってから数年間を涙に暮れて過ごし、自然の風景に触れても「ああ、こんな季節になったのか」とは思うけれど、思い起こすのは「いったい私と娘はこれからどうなってしまうのかしら」ということばかりで、心細いのです、ということを書いた手紙なのです。


この紅葉賀では、罪の意識を感じながら、季節を愛でる源氏たちが描かれています。主人公の源氏はとびきりの善人などということはなく、「ひどい!」と思うようなことも平気で考えたりやってしまったりする人物で、そこが源氏物語の魅力なんじゃないかなと思います。




前回のあらすじ(wikipediaより)

乳母子の大輔の命婦から亡き常陸宮の姫君の噂を聞いた源氏は、「零落した悲劇の姫君」という幻想に憧れと好奇心を抱いて求愛した。親友の頭中将とも競い合って逢瀬を果たしたものの、彼女の対応の覚束なさは源氏を困惑させた。さらにある雪の朝、姫君の顔をのぞき見た光源氏はその醜さに仰天する。その後もあまりに世間知らずな言動の数々に辟易しつつも、源氏は彼女の困窮ぶりに同情し、また素直な心根に見捨てられないものを感じて、彼女の暮らし向きへ援助を行うようになった。






こちらのリンクから全文お読みいただけます。
http://akarinohon.com/center/07momijinoga.html (約25頁 / ロード時間約30秒)






白雪姫 グリム

  • 2011.12.09 Friday
  • 00:02


今日はグリムの【白雪姫】を紹介します。童話です。子どもでなければ読めない話だと思います。


グリム兄弟は19世紀ドイツの言語学者であり民話収集家です。ドイツは現代史に於いても、市民による革命によって自由を勝ち取った経験があって、この白雪姫という物語にもそういう悪しき為政者を追放するという内容が強く含まれています。


英語の勉強をしている方は、このグリム童話の英語版がお薦めです。そんなにむつかしくないストーリーですから読みやすい英語になっていて、英語に親しむのには最適なのではないでしょうか。ぜひブックマークしてみて下さい。これなら、スマートフォンでも読めそうですね。空き時間にグリーをやるより良いかもしんない。







こちらのリンクから全文お読みいただけます。
http://akarinohon.com/basic/shirayukihime.html (約15頁 / ロード時間約30秒)

『春と修羅』 宮沢賢治

  • 2011.12.08 Thursday
  • 00:29


『春と修羅』 宮沢賢治

風林
白い鳥



こちらのリンクから全文お読みいただけます。
http://akarinohon.com/basic/haruto_shura15.html (約10頁 / ロード時間約30秒)



源氏物語 末摘花 紫式部 與謝野晶子訳

  • 2011.12.07 Wednesday
  • 06:12


今日は源氏物語の『末摘花』を紹介します。
源氏物語は華やかさということが前面に出てくる物語ですが、この章ではじめて、そういった華やかさとは違う、源氏の同情や思いやりというのが見えてきます。


そのきっかけとなるのが、末摘花の垂れた赤い鼻なんです。華やかさとは逆の、その容貌に源氏は衝撃を受けます。恋に心酔していた時には見えてこなかった、あたりの状況に気付くんです。新しい感覚を持つ瞬間というのがありますよね。ジャメビュというやつです。すでに体験していたことが、はじめての体験であるかのように感じられる瞬間。そういうのを源氏はこの『末摘花』で実感します。いままで気付かなかった美しさに気付く瞬間です。普段歩いている町並みの美しさに気付く瞬間であるとか、老翁の所作に言うに言われぬ美しさが隠されていると気付く瞬間があるのです。


源氏は門番の老翁にこれを見出します。「ふりにける頭の雪を見る人もおとらず濡らす朝の袖かな」という歌を口ずさみますが、これは「この雪の朝、雪のように白い髪の老翁を見て、私もこの老翁におとらず涙が流れでた」という意味です。




前回のあらすじ (wikipediaより)

光源氏18歳3月から冬10月の話。
瘧(おこり、マラリア)を病んで加持(かじ)のために北山を訪れた源氏は、通りかかった家で密かに恋焦がれる藤壺(23歳)の面影を持つ少女(後の紫の上。10歳ほど)を垣間見た。少女の大伯父の僧都によると彼女は藤壺の兄兵部卿宮の娘で、父の正妻による圧力を気に病んだ母が早くに亡くなった後、祖母の北山の尼君(40歳ほど)の元で育てられ10余年たったという。源氏は少女の後見を申し出たが、結婚相手とするにはあまりに少女が幼いため、尼君は本気にしなかった。

4月、病で藤壺(23歳)が里下がりし、源氏は藤壺の侍女王命婦(おうのみょうぶ)の手引きで再会を果たした。その後藤壺は源氏の文も拒み続けたが、既に藤壺は源氏の子を妊娠していた。

一方、北山の尼君はその後少女と共に都に戻っていた。晩秋源氏は見舞いに訪れるが、尼君はそれから間もなく亡くなってしまう。身寄りのなくなった少女を、源氏は父兵部卿宮に先んじて自らの邸二条院に連れ帰り、恋しい藤壺の身代わりに理想的な女性に育てようと考えるのだった。




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